お客さまの声

東海運株式会社
代表取締役 阿部 功治様

預かる貨物とともに変わりゆく倉庫。
将来も見据えた構造に。

久保組さんに依頼し2019年に完成した倉庫は、当社の物流加工の新拠点として建てたものです。保管だけでなく、加工の機能を備えた、これまでとは違う倉庫になりました。また構造としても、プラットホーム付きの高床式の倉庫です。
当社では、輸出入に関する貨物を主力としていますが、昔のように大きな荷物がドンと来て預かるというスタイルの業務が減った一方で、多品目のものが少量ずつ出入りする場合が多くなっています。今後ラベルを貼ったり、伝票を貼ったりといった、加工を伴う荷物の扱いが増加してきます。そうした時代の様変わりを考慮した上で、今だけではなく将来においても、柔軟に使える倉庫の仕様を久保組さんに提案していただきました。

システム建築だからこそ。
障害物のない開放的な空間。

私たちの業務では、預かる貨物や扱い方によって、倉庫も物流もその在り方が著しく変わります。そこで、新しく建てる倉庫は、いろいろな用途に対応できるものにしたいと考えていました。すると、柱や障害物に遮られない、ワンフロア全てが見渡せる構造がとても重要だったのです。柱がなければ、リニューアルもしやすく、将来扱う貨物が変わっても柔軟に対応していくことができます。
しかし、フロア内に柱のない造りは、在来工法ではどうしても難しくなり、実現するにはコストも割高になってしまいます。それならシステム建築で検討しようということになり、久保組さんのお力を借りました。結果的にコストが抑えられ、その分で新しい倉庫には冷暖房を完備できるなど、働く人にとっても優しい環境が実現できました。働き方改革の一環にもなったと思います。

綿密な打ち合わせや、
システム以外の対応にも満足。

設計・施工を進めるうえで、久保組さんは定例会を設け、細やかなコミュニケーションを図ってくれました。これまで依頼した業者さんの中で、定例会を設けられたのは久保組さんが初めてですね。おかげで要望を全て伝えることができ、実際にかなえられたと満足しています。打ち合わせの段階で、設計変更をお願いしたことがありましたが、その際も対応が早かったです。システム建築ではなく在来工法だと、こうはいかなかったと思います。
システム建築以外の部分でも、久保組さんからアドバイスがあり、改善できた箇所もたくさんあります。例えば今回の構造では、地盤の軟弱さを考慮する必要がありましたが、久保組さんからの進言により、問題を見逃すことなくしっかりと地盤改良を行えたのは特筆すべき点だと思います。
さらに完成した建物も非常にスマートで、今どきのデザインでした。システム建築ならではのスッキリとした外観が、とても気に入っています。

(2020年3月取材)

用途 加工物流倉庫
建設地 徳島県
HP http://www.azumakaiun.co.jp

トップへ戻る